こんにちは。
hundhund(フントフント)の清峰です。
千葉県にある動物愛護センターでボラトリをしてきました。
ボラトリとは、ボランティアトリミングという活動の事で、動物愛護センターに収容されている犬をボランティアでシャンプーしてあげようという、グルーマーさん達が行なっているとってもナイスな活動です。
今回は、ボラトリでのお話です。
Contents
譲渡犬になるまで(適正テスト)
センターの玄関で目についたのはこの看板、譲渡対象の犬になるための道のりだそうです。
うちの子大丈夫かな・・・・
一日目(社交性)
- リードを持ったまま背中を3回なでる。(話かけたり、目を見たりしない。)
- 20秒間犬の気を引きながら触る。(話しかけながら触って良い。)
- 抱き上げて膝に乗せる。(全身をゆっくり触る。先端部を触らせてくれる犬は、譲渡適。歯が出るなら、譲渡は要件等。)
二日目(人に対する許容性)
- 歯を見る。1回5秒×5回。(口元を触るのを嫌がる犬もいるので、注意する。抵抗するようなら、休憩をいれる。)
- 後ろから抱きつく15秒。(抵抗しない犬は、人に対して従属性が高い。)
- 前脚を持って立たせる。
三日目(食物への反応)
- 食事中に話しかける。
- 食事中に背中を触る。
- 食事中に犬の頬を押す。(万が一のため、偽手によって行う。棒等は使わない。)
四日目(興奮性)
- オモチャで遊ばせる。(引っ張り合い遊びの際、犬は唸る事があるが、攻撃行動ではないので間違わぬ事。)
- 走る人への反応を見る。(突然の状況変化に対しての反応と、その後どれ位で落ち着けるかを観察する。)
- 噛むオモチャ又はジャーキーを与える。
- 遊んでいる時に声をかける。
五日目(人・動物への反応)
- 敵対態度で犬に接する。(大きな声を出したり、走ったりする。危険性があるため、一定の距離を保ちながら行う。)
- 友好的態度で犬に接する。
- 他の犬への反応。(他の犬のケージ前を通ったり、可能であれば他犬と接触させる。)
適正テスト終了
これらをクリアしたワンちゃんが譲渡対象になるんだそうです。もちろんクリアできないから即ダメっ訳ではありません。クリアできるように日々練習をするのだそうです(^^)
譲渡会情報(関東)
動物愛護センターでは、収容された動物達の譲渡活動も積極的に行っています。
譲渡会の情報はこちらをご覧ください。↓↓↓
千葉 https://www.pref.chiba.lg.jp/aigo/jyoutokai.html
埼玉 http://www.city.saitama.jp/008/004/003/005/index.html
神奈川 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f80192/p1061419.html
今回のボラトリ
今回は7頭のワンちゃんのお世話をしてきました。
動物慰霊碑に手を合わせてからスタート
センターの一角には動物慰霊碑が立てられています。その裏には犬魂碑という古い慰霊碑も。
センターにいる子たち
センターにいる子たち。他にもたくさんの子がいます。
今回お邪魔したセンターの譲渡犬たちはこちらです。
今回シャンプーした子達(一部)
最初は少し不安そうな表情、でもグルーマーさんたちの優しい手に振れて少しずつ安心した表情を見せてくれるようになります(^^
こんな子もいました(がっちがちの鎧をまとったヨーキー)
こんなかわいい子でした(=゚ω゚)ノ
ボラトリは、殺処分になるワンちゃんを1頭でも減らしたい、そんな思いで始まった活動で、僕が参加しているチームはもう10年近く続いているそうです。
僕は参加させてもらうようになって1年位、これからもずっと参加したいと思っています。
まとめ
動物愛護センター他、動物愛護団体などでも犬猫の譲渡を行っています。
犬(猫)を迎えようと思ったら、里親という選択肢もアリなんじゃないかと思います。
落ち着いた年齢、気質のわかっている犬を迎えることができるので飼い主さんにとって良いことも沢山あるかと思います。
今回はボラトリ、そして動物愛護センターのお話でした。