ボディコントロールは、飼い主さんが犬のどこを触っても嫌がらなくなるための練習です。
ブラッシングやお散歩の後の足拭きなど、身体を触る機会はたくさんあります。
また、動物病院やトリミングなど、身体を触られることにストレスを感じなくて済むようにしっかり練習して、身体を触られることに慣らしてあげましょう。
ボディコントロールの準備
おやつを用意する
一口で食べられるもの(飲み込めちゃう大きさ)を15~20粒
犬がリラックスできる環境
おもちゃは片づけ、テレビなども消して犬がリラックス、集中できる環境を作りましょう。
同居犬がいる場合は同居犬にも離れていてもらう様にしましょう。
他の家族が一緒の場合は動き回らず、ゆっくりと座っていてもらいましょう。
気を付けること
名前を呼んだり、オスワリなどの指示を出すのは避けましょう。
嫌がる素振りがあった場合は無理をしないようにしましょう。
ボディコントロールの手順
今回はボディコントロールのLevel.1です。
身体を触られることに慣れる練習をしましょう。
初めは『おやつをかじらせながら身体を触る』という手順で練習します。
慣れてきたら『身体を触ってからおやつをあげる』という手順に変えてみましょう♪
STEP1『背中』
まずは刺激の少ない体幹部から練習します。
左右両側の背中を触りましょう。
おやつをかじらせながら左の背中、おやつをかじらせながら右の背中というように片側ずつおやつを使います。
肩からお尻方向に向けて撫でましょう。
STEP2『お腹』
左右両側のお腹を触りましょう。
おやつをかじらせながら左のお腹、おやつをかじらせながら右のお腹というように片側ずつおやつを使います。
上から下に向けて撫でましょう。
STEP3『胸』
おやつをかじらせながら胸を触りましょう。
正面からそっと触れます。
STEP4『お尻』
おやつをかじらせながらお尻を触ります。
上から下に向けて撫でましょう。
STEP5『しっぽ』
ここからは比較的敏感な部位を触っていきます。
おやつをかじらせながらしっぽを触ります。
根元から先へ向けてそっと撫でましょう。
STEP6『前足』
左右両側の前足を触りましょう。
おやつをかじらせながら左の前足、おやつをかじらせながら右の前足というように片側ずつおやつを使います。
足の付け根から先端に向けて撫でましょう。
写真のように足を持ち上げなくてもOKです。慣れないうちはそっと撫でるだけにしましょう。
※この練習はレベルアップすると爪切りや足の裏の毛をカットする練習になります。
STEP7『後ろ足』
左右両側の後ろ足を触りましょう。
おやつをかじらせながら左の後ろ足、おやつをかじらせながら右の後ろ足というように片側ずつおやつを使います。
足の付け根から先端に向けて撫でましょう。
慣れないうちはそっと撫でるだけでOKです。慣れてきたらマッサージをする様に触ってみましょう。
STEP8『耳』
左右両側の耳を触りましょう。
おやつをかじらせながら左の耳、おやつをかじらせながら右の耳というように片側ずつおやつを使います。
耳の付け根から先端に向けて撫でましょう。
慣れてきたら耳の中も触ってみましょう。
STEP9『マズル』
最後のSTEPです。
おやつをかじらせながらマズル(口のところ)を触ります。
手で包むように触ってみましょう。
※この練習はレベルアップすると歯みがきの練習になります。
動画で確認
それでは、実際にボディコントロールを練習しているところを動画で見てみましょう!
とってもとっても大事な練習です。
朝と夜に各1回!
毎日練習しましょうね!!