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犬の学習理論 オペラント条件付け_犬の行動が変わる仕組み

犬は、普段生活している中で、様々なことを学習しています。
ある場面(きっかけ)で、犬が何かしらの行動(自発的な)をしました。
その結果どうなったのか?
その結果によって、犬の今後の行動が変わります。

今回は、犬が自身のとった行動と、その結果を結びつけて学習する学習方法、オペラント条件付のお話です。

オペラント条件付け

例えば、
①箱を見つけたので(きっかけ)、
②中を覗いてみると(行動)、
③大好きなボールを見つけた(結果)
という経験をしました。
するとどうなるのか、犬は、箱を見つけたら中を覗くようになります。

③大好きなボールを見つけた、
という結果は犬にとって嬉しいことなので、
④同じような場面で、同じ行動をするようになるんです。

このように、①きっかけ に対して、 ②行動して、③良い結果になると、④同じような状況では、また同じ行動をする
これがオペラント条件付け。図にすると・・

①きっかけ → ②自発的行動 → ③良い結果 → ④将来の行動

行動の後に訪れた結果によって将来とる行動が変わるってことですね。
もちろん、悪い結果になった場合も行動は変わります。

オペラント条件付け 良い結果だと

①きっかけ→②行動→③良い結果→④同じような状況では、また同じ行動をする

これはさっき説明したことですね。
行動の結果が犬にとって良いものだと、同じような場面でまたその行動をするようになります。
これを、学習理論の世界では、行動が強まる=強化される といいます。

ちなみに、「強化」というのは、またその行動をする以外の要素もあるのですが、まあその辺はまた別の機会に。

オペラント条件付け 良い結果とは?

それでは、強化について掘り下げていきましょう。
③良い結果、とはどんな結果なのでしょう。
犬にとって良い結果は、2種類のパターンがあります。

・うれしいことが、起こる(始まる、現れる)
・イヤなことが、終わる(なくなる)

どうでしょう?
ひとつ目はわかりやすいですね。良いことが起こるんだから良い結果に決まってます。
これを正の強化といいます。
ふたつ目は、どうしょう?
イヤなこと、とあるのでちょっとわかりにくいですが、イヤなことが・・・終わるなので、これも犬にとっては良い結果なんですね。ちなみにこれを負の強化といいます。
例えばこんな感じです。

①イヤな奴が近づいてきたので(きっかけ)
②吠えたら(行動)
③イヤな奴がいなくなった(結果)
④イヤな奴が近づいてきたら、また吠える(将来)

どちらのパターンも、将来同じような場面では、またその行動をします。
つまり、行動が強化されます。

オペラント条件付け 悪い結果だと

①きっかけ→②行動→③悪い結果→④同じような状況では、その行動はしなくなる

行動の結果が犬にとって悪いものだと、同じような場面で、その行動をしなくなります。
これを、学習理論の世界では、行動が弱まる=弱化される といいます。

ちなみに、「弱化」というのも、その行動をしなくなる以外の要素もあるのですが、これもまた別の機会に。

オペラント条件付け 悪い結果とは?

それでは、今度は弱化について掘り下げていきましょう。
③悪い結果、とはどんな結果なのでしょう。
犬にとって悪い結果も、2種類のパターンがあります。

・イヤなことが、起こる(始まる、現れる)
・うれしいことが、終わる(なくなる)

どうでしょう?
強化の場合と似てませんか?
そうなんです、これうれしいことと、イヤなことが入れ代わっただけなんですね。
ひとつ目は、イヤなことが起こるんだから悪い結果に決まってます。
ふたつ目は、うれしいことが、終わっちゃうんですね、これも犬にとっては悪い結果ですね。
それぞれの例を見てみましょう。

①飼い主さんに名前を呼ばれたので(きっかけ)
②近づいて行ったら(行動)
③大嫌いな歯磨きをされた(結果)
④飼い主さんに呼ばれたら、近づかなくなる(将来)

これはイヤですね。飼い主さんに呼ばれたので、ルンルンで近づいて行ったらイヤなことをされるという・・・
そりゃ呼ばれたら来なくなっちゃいますよね。
これは、③イヤなことが始まる のパターンでした。正の弱化といいます。

次は、うれしいことが終わる のパターンです。

①大好きなお友達と遊んでいるとき(きっかけ)
②興奮してマウントをしたら(行動)
③遊んでくれなくなった(結果)
④遊んでいるときには、マウントはしなくなる(将来)

これは、自分の行動の結果、楽しい遊びが終わってしまったんですね。
遊びが終わるのは、良いことが終わってしまうので、悪い結果なんです。
なので、マウントという行動をしなくなります。これは負の弱化。

どちらのパターンも、将来同じような場面では、その行動をしなくなります。
つまり、行動が弱化されます。

まとめ

いかがでしたか?今回はオペラント条件付け、強化と弱化のお話でした。
オペラント条件付けの4つのパターン、わかりましたか?

  • きっかけ →行動 →うれしいことが起こる→行動が強化される
  • きっかけ →行動 →イヤなことが終わる →行動が強化される
  • きっかけ →行動 →イヤなことが起こる →行動が弱化される
  • きっかけ →行動 →うれしいことが終わる →行動が弱化される

犬の頭の中でどんな学習が起きているのか?
犬がどんな経験から今の行動をしているのか?観察してみるときっと楽しいですよ。