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子犬を迎えたら何をする?必要なのは遊びとスキンシップだよ

こんにちは、フントフントの清峰です。

今回は、子犬を迎えたらまず何をしたら良いの?
というお話です。

しつけ?
トイレトレーニング?
しばらくはケージから出さない方が良いなん意見もあります。

子犬を迎えたら、しばらくは自己紹介の期間です。
皆さんは子犬にどんな人だと思われたいですか?
怖い人?頼りになるリーダー?
しつけや叱るなんてのはいつでもできます。まずは「楽しい」「安心できる人」になってあげてください。

そして子犬を迎えたらまず何をするのか?
僕は遊びとスキンシップだと思います。

ハリー・ハーローによるアカゲザルの実験

アメリカの心理学者であるハリー・ハーローという人がこんな実験をしました。
アカゲザルの赤ちゃんを実の母親ではなく、代理母を使って人の手で育てたらどうなるの?って実験です。

ハーローの実験 その①

2体の代理母を用意しました。
代理母A:金属製(針金でサルの形にした)、ミルクの入った哺乳瓶が取り付けられたのお母さん
代理母B:布製、中に電球が仕込まれていて暖かいお母さん
子ザルと同じオリに2体の代理母を入れ、子ザルがどちらのお母さんと過ごすのかを観察しました。

<実験結果>
子ザルは、お腹がすいたときだけ針金お母さんの哺乳瓶からミルクを飲み、それ以外の時は温かい布のお母さんのところにいました。

ハーローの実験 その②

2つのオリにそれぞれ子ザルを入れました。
オリA:代理母A + 子ザルA
オリB:代理母B(に哺乳瓶装着) + 子ザルB
数日後、それぞれのオリにリアルな蛇のおもちゃを投げん込んだのです。子ザルはどんな反応をしめしたのでしょう?

<実験結果>
どちらの子ザルもびっくりしてお母さんにしがみつきます。
が、しばらくすると子ザルの反応に違いが見られたのです。

子ザルB(温かい布製のお母さん)
少しづつおもちゃのヘビに興味を持ち、触ったり逃げたりを繰り返し、最終的には心に余裕が出てヘビのおもちゃを持って振り回して遊ぶまでになったそうです。

ザルA(金属お母さん)
最初から最後まで怖がり、パニックになってギャーギャーと鳴き続けていたそうです。

この実験からハーローは、子育てにはミルクだけでなく、「接触の快適さがなににもまして重要である」、つまり温かいスキンシップが心の安定にとって重要なのだということを発見したのでした。

子犬の必要なのはスキンシップだった

この実験では、親のぬくもりを知らずに育った子ザルは正常には育たなかったそうです。

人間の子供でも、産まれて間もないころには、口唇欲求(唇で感じる刺激)とスキンシップ(肌で感じる刺激)を満たしてあげることが重要だと言われています。

特に、スキンシップによって得られる肌で感じる刺激で、絶対的な安心感、「自分はここに存在していて良いのだ」という安心感を養うと言われています。

産まれてすぐに母親から離れてしまった子犬、この絶対的は安心感を得られていない状態ではないでしょうか?
であれば、お家に迎えてからでも新しいお母さん(飼い主さん)がたっぷりスキンシップし、「君はここに存在していて良いのだよ」と伝えてあげることが大切なのかと思います。

ハリー・ハーローによるアカゲザルの実験 続き

さて、ここまでの実験は結構有名な話し。
しかし、この実験にはまだ続きがあるのです。

温かい布製お母さんに育てられた子ザルB、そのまますくすくと育っていきました。

と思ったら!!

それから1〜2年後の話し、実は布のお母さんが育てた子ザルBも、金属お母さんが育てた子ザルA同様に、正常な育ちかたをしなかったそうです。

身体を盛んに揺すったり、交尾の仕方がわからずに雄に攻撃する雌、自傷行為をするケースもありました。

子育ての失敗に気付いたハーローは、どうしたら子猿が正常に育つのか、試行錯誤を繰り返し実験は何度と繰り返されました。

ハーローの実験 いろいろ

色々試行錯誤したハーローは様々なことを試しました。
そのなかで効果が見られたのは「代理母が動くこと」だったそうです。

といっても多少の効果は見られたものの、やはり成長していく中での異常行動はなくならなかったそうです。

ハーローの実験 ついに結論が!

ついに、ハーローの結論が出ました。
ここまでの実験で発見した要素、「適切な温かさ」「母が動くこと」

さらに1日30分程度遊びの時間を取り入れたところ、やっと異常行動もなく、他のサルたちとも適切なコミュニケーションが取れるサルに育ったという事でした。

そうです!子育てに必要なのは

「スキンシップ」 「親が動くこと」 「適度な遊び」

だったのです。

まとめ

こんかいは、子犬を迎えたら何をする?

叱ったりせずにいっぱい遊んでいっぱい撫でてあげましょう。というお話しでした。

ただ、子犬は1日の大半を寝て過ごします。環境が変わったばかりで疲れるということもあるので子犬が寝ているときはそっとしておきましょう。

おまけ

この実験はたくさんの人の非難を受け、そのことがきっかけでアメリカでの動物実験の際の倫理規定が定められるきっかけともなったそうです。